秋におすすめ!開けるだけ「虫干し」
知っているようで?通過儀式
赤ちゃん誕生から七五三まで・・・
きものだよりは1994年4月より、数年、おおむね毎月発行していました。
毎日の仕事をしていく上で、季節、季節にお客様に
お伝えしておきたい「きもののミニ知識」を書き綴ったものです。
今、見てもそれなりに、ご参考になるかと・・・、
整理してみようと思っております。各号、散乱しており必ずしも、
発行順というわけにはまいりません。
また、時間の許す範囲で、気の向くままにということですので、
ご容赦のほど、お願い申し上げます。<2001.05.02>
「訪問着と付下げの違いについて」
<絵羽> 白生地のまま、きものの形に裁断仮仕立てする事を絵羽縫い、
又は仮絵羽といいます。 絵づけというのは、絵羽縫いされた布地に、
縫い目にまたがるように文様をつけることをいいます。
また、そのような文様を、絵羽模様といいます。
絵羽のきものには、振袖、留袖、訪問着があります。
絵羽づけはきもの全体にわたって一つの文様が関連して展開されるので、
絵画的な、装飾性を 有効に強調することになります。
<付下げ> 付下げ模様のことで、袖も、身頃も文様が
上の方向にむくようにつけた加工着尺の一種です。
絵羽づけのように仮仕立てすることをはぶき、長い反物のまま、
身頃、袖などを区分けし、各その部分に肩山
や袖山を中心に、両端から、上向きに文様を配置することをいいます。
略式の訪問着がわりに着用され、
気軽に着れる晴れ着として、重宝がられています。
<訪問着> 大正末期から、出現した絵羽模様の正装用のきものです。
「黒紋付きシリーズ(2)」 Q、いつどのように揃えたらよいのでしょうか?
A.家族全員が元気な時期に、生地、織り、染め等の品質を考慮して、揃えましょう。
黒紋付きはお嬢様の結婚のお支度品としてかかせないものです。
地味派手もなく、しみじみとした
流行もありませんので、まず黒紋付きから、ご用意していけば、
いつご婚約が決まっても安心です。
「のしめ(熨斗目)」
お宮参りのお祝い着のことです。熨斗目模様からきています。
熨斗目模様とは袖の下部と腰のあたりに幅の広い横段模様
をいいます。一般には、母親の里方から贈られます。お宮参りは普通、
男児は生後31日、女児は32日にするといわれます。
生後、はじめて氏神様にする初お宮参りは、「産土(うぶすな)詣り」ともいわれ、
子供の誕生を産土の神に感謝し、氏子の
一人になったことを報告する儀式からきたといわれています。
その時に親類中で集まって、お祝いをしますが、
それを 「孫抱き」といいます。
「下妻近在の茶道教室」
下妻近在の茶道の先生方をご紹介致します。
どの先生方も、お茶を気楽に、楽しくと教えていらしゃいます。
裏千家 |
裏千家 |
石州流 |
大日本茶道学会 |
遠州流 |
|
表千家 |
湯田茶道教室 |
宗恵会 |
素香会 |
里仙会 |
宗清会 |
|
大山社中 |
湯田明子先生 |
井元恵美子先生 |
鈴木素香先生 |
川井里恵子先生 |
増田啓子先生 |
|
大山とよ先生 |
下妻仲町丁81−6 |
長塚880 |
下妻横町丁272 |
下妻本宿乙869 |
下妻坂本乙987 |
|
千代川村鎌庭154 |
рS4−3656 |
рS3−6080 |
рS4−3248 |
рS4−3253 |
рS4−4855 |
|
рS3−3364 |
振り袖 成人式だけじゃもったいない
「振袖の歴史」
なぜお嬢様だけが振袖を着るの?その訳を考えたことがありますか?
それは、大昔、飛鳥時代までさかのぼるのです。
あの頃の女の人達は、「ひれ」といって、いまでいうロングストールのような布を
腰からたらしていました。この「ひれ」を自分の感情を表す小道具や
女らしくエレガントに見せる演出に、上手に使っていたんですね。
たとえば、遠くにいる男性に「こっちへいらっしゃい」と合図したり、
「あら、はずかしい」という時に顔を隠したり、また笑うときにさりげなく、
口元にあてたり・・・・・と言う具合。その「ひれ」が平安時代には
十二単衣のお姫様の広く大きな袖になり、江戸時代には現在の形に
近い、長い袖になってきました。使い方は、ずーと同じ。
男性のハートをとらえるエレガントな小道具として、こんにちに、残っています。
昭和の初期までは、お嬢様達は、結婚するまで、普段でも振袖を着ていました。
黄色い格子の黄八丈や大島紬、縞などの振袖もあって、
今よりも変化があって、なかなか可愛かったみたい。
その頃の小説家の文章には、振袖を着て、ピアノを弾く、少女の姿に、
青年が淡い恋心をいだくといったシーンが良く出てきます。
振袖を着て、ヴァイオリンを弾いたり、フルートを吹いたり、
昔の少女はかっこいいですね。
二十才に贈る言葉・・・父母から娘へ、娘から父母へ
私ハタチになります。
時間は待ってくれないので言います。
これからも迷惑をかけます。
自分の好きなように生きていきます。
適当にウソもつきます。
これが今の私に出来る精一杯の親孝行です。 |
放っておいたら二十歳になった。
だから「ありがとう」なんて言うなよ。
逃げ出したくなる。
この際、男の選別基準を言っておく。
(一)二枚目はやめなさい。
(二)ものにこだわらない人がいい。
(三)声の大きい人更にいい。 |
(*^_^*)ゴメンナサイ 上野さや香(福岡県福岡市19才) |
更田哲夫(三重県熊野市61才) |
「成人式だけじゃもったいない!!」
振り袖こんな処でも大活躍するんです。
お正月・・・一年のはじめを振り袖でスタート!
すがすがしい気持ちで初詣に。
気分もシャキッと改まり、神様もステキな一年をプレゼントしてくれるかも?
いつもと違う、お正月」が迎えられそうです。
結婚式、披露宴・・・振り袖はミスの第一礼装。
誰の結婚式でも、恥ずかしくないファッションです。
兄弟、親戚や少し先になるけど、友達の結婚式、披露宴に
お祝いの気持ちを込めて、振り袖で出席しましょう。
謝恩会・・・あなたの個性を生かした振り袖で!
卒業式への出席は袴であったり、制服であったり、
学校によって、いろいろ決まりがあるようですが、
謝恩会では、どんな洋服姿よりも
貴方の個性を、生かした振り袖姿で華やかに装いましょう。
場にふさわしい着こなしや、マナーに気を付けながら、
楽しかった学生生活を懐かしんでみましょう。
結納・・・振り袖で、初々しく、晴れがましく!
昨今では、双方の母親、仲人夫人は、準礼装、つまり訪問着か
色無地の紋付きを着るのが一般的な傾向のようですが、
本人は振り袖で初々しく、晴れがましく、大いに喜びの気持ちを表しましょう。
地域によっては、ご近所の挨拶回りの際にも、お召しになっているようです。
二十歳に贈る言葉・・・父母から娘へ、娘から父母へ!
きのう入園式に行ったのに 今日はもう大学生
いつの間にワープしてきたの。
おぼっこい顔はそのままで、背だけは伸びた二十年。
やっぱり、振り袖姿がぼやけて見えない。
大原陽子(大阪府高槻市46才) |
ふとした瞬間に
私が生きてきたこの二十年間の世界は
全て、あなた方から教わったもので出来ていると気がついた。
わけもなく涙が出たよ。
佐藤るつこ(千葉県船橋市20才) |
「大島紬について(1)」
鹿児島の南、奄美大島で織られています。
紬という字がついていますが、絹糸で紬糸は使われていません。
その為に他の紬に比べて、しなやかで細かい絣模様が特徴です。
染めはテーチキというバラ科の木を煎じたものに、
つけその後泥田につけます。
これが泥染めで、テーチキのタンニンと泥の鉄分が融合し、
樹脂加工の役目をします。
現在、大島紬は2/3は鹿児島でつくられ、
泥染めも1/3位で他は化学染料です。
「黒紋付シリーズ(1)」Q:洋装では、なぜ失礼なのでしょうか?
A: お葬式に参列するとき、洋装の方も多いようですが、
本来、葬儀では、参列者が、肌を見せるということは、
「死者への冒涜」であり、海外では、ロングスカートに
長袖、手袋、ヴェールといった着姿で、肌の露出を防いでいます。
日本流のブラックフォーマルは、
外国人から見れば、奇異に映るわけです。
最近では、黒紋付は、大体、身内の方しかお召しになりませんから、
会場で身内とお客様との区別を付ける意味でも
最高礼装としての黒紋付をお召しになり、
来客の方々にご挨拶をするようにした方が、望ましいと思います。
長襦袢について 暮らしの中の語源ー風呂敷ー
きものの仕立上り標準寸法等
ヘアースタイル
きものの所作
家系と紋について
きものQ&A
帯〆 <きものの言葉ー一口メモ>
もっともっと、きものの楽しさや奥の深さを知っていただき、
きものファンを一人でも増やしたいとの熱い想いを込めて、発刊いたしました。
きものだけにとどまらず、和の暮らしを演出する楽しい話題や知識を
ほんの少しでもお伝えできればと願っております。
すぐにしまわずハンガーにかけ、陰干しで半日くらい、風を当てましょう。
体温と湿気を払い着シワも自然にのびます。
*着物は丈二つ折りにして、一枚ずつ、たとう紙に入れます。
(クリーニング後でも、ビニール袋から出して、たとう紙に包むのが一番です。)
*正絹の着物、ウールのきもの、帯など、種類別にして、
別々の引き出しに入れるとよいでしょう。
タンスの入れ方
ふくさ、風呂敷 |
ハンドバック、祝儀箱 |
振袖、色留袖、黒留袖、訪問着、
付下げ、色無地、黒紋付き |
小物 |
小物 |
小物 |
袋帯、小紋、加工着尺、道行、雨コート、ウール |
男物一式 |
大島、結城、紬 |
付下げ、訪問着 |
帯、 |
長襦袢 |
「なんでもQ&A」
Q:お嫁さんには、初節句にしきせ(仕着せ)、
かたびらをきせるもんだ。といますがなんのことですか?
A:結婚して、最初の五月節句に、嫁いだ先で、
お嫁さんに、夏の着物を一組作ってあげて、お里帰りをさせてあげる。
そのきものをしきせとかかたびらと言います。
ただ、今では、夏のきものは呂の黒紋付きに婚家の紋を入れてつくって
あげるとか、又、省略して、洋服をつくってあげるとかになっているようです。